手術といってもいくつかの過程があります。
浅層脂肪吸引法は、1991年にイタリアで開発された、皮下脂肪の浅い部分を吸引する方法です。 浅層の脂肪吸引では、不均一な吸引が行われた場合、皮膚表面に凹凸が出来やすいので、均一に吸引するために、施術は、高い技術の元、慎重に行われる必要があります。 この方法により、皮膚のたるみを抑えることができるので、たるみが生じやすい、下腹部や臀部が、施術の適応部位とされています。超音波は、人間の耳では、とらえることができない周波数の高い音波で、20キロヘルツ以下の周波数を持っています。ちなみに、人間の耳で聞き取れる周波数は、30キロ~20キロヘルツの範囲だそうです。 脂肪吸引では、脂肪組織を分解したり、脂肪組織をやわらかくするために、超音波の振動力が利用されます。 ただ、振動する時に摩擦熱が生じ高温になるため、冷却装置が必要になってきます。 超音波脂肪法には、体内式と体外式の2種類の方法があります。 ・体内式 超音波の振動する力を利用して、脂肪を吸引しながら同時に脂肪組織を破壊していく方法です。施術には、超音波を発するカニューラが使用されます。体内式のよい点は、施術中・施術後の、痛み、腫れ、出血が少なく、吸引のムラが発生しにくいことです。しかし、カニューラの直径が太くなり、手術時間が長くなることが難点として挙げられます。 ・体外式 吸引を行いたい箇所に超音波を照射し、その温熱により脂肪組織をやわらかくさせてから、カニューレによって吸引を行う方法です。体外式のよい点は、施術中・施術後の痛み、腫れが少なく、吸引のムラが発生しにくいところです。 また、吸引した脂肪を胸などの注入用に再利用することもできます。(体内式はできません)しかし、表皮に熱傷を起こす可能性があることが難点として挙げられます。ここは重要事項ですからよく記憶ください。
ハイパーインフレート法・PAL法・EMS
ハイパーインフレート法は、従来のチューメセント法の技術では困難だとされていた中間層、表層への麻酔を可能にした方法です。 チューメセント法を進化させた方法といえるでしょう。
吸引前に麻酔薬を薄めた生理食塩水を皮下脂肪層に注入し、痛みを抑えながら脂肪をふやかして施術を行います。 この方法によってカニューレが簡単に操作できるようになり、出血を抑えながら大量の脂肪の吸引が可能になりました。
術後の皮膚表面のでこぼこも抑えられます。
PAL(Power Assisted Liposuction)法は、パワー吸引とも呼ばれ、ハイパーインフレート法とPALシステム(カニューレの先を高速で振動させる脂肪吸引装置)が融合した最強の脂肪吸引方法です。
チューメセント法を進化させ、中間層や表層部分の麻酔を充分に可能にしたのがハイパーインフレート法ですが、そのハイパーインフレート法にPALシステムによる「人の手では、真似のできない細かいカニューレの動き」が加わることになりました。
PAL法により、さらに繊細で理想的なボディラインの実現が可能になったわけです。
しかも、PAL法は、施術時間も短時間で、身体への負担も少ないことも、ありがたい特徴として挙げることができます。
EMS(Electrical Muscle Stimulation)は、外部から高周波の電流を流し、筋肉を収縮弛緩をさせ筋肉増強を図る目的で使用されているシステムです。
EMSで、腹部を15分程度施術するだけで、腹筋運動を200回以上行ったのと同じ程度の運動効果が期待できます。
ただし、これは脂肪がそれだけ燃焼したのではなく、腹筋が強化され、腹圧に耐えられるようになったためと考えられるので、続けなければまた元に戻ってしまうようです。
スポーツ選手の筋力強化や様々な医療分野でも使われている方法ですが、
創始目的や脂肪吸引の施術後のケアとしても用いられています。
